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車内に灯油をこぼしたらなかなか匂いが取れない → いくつかの解決法を試す

ステップワゴンの後部トランク部分に灯油を積み自宅まで運ぶ途中に、灯油タンクが倒れてしまい、フタの閉めが甘かったのか大量の灯油がこぼれてしまいました。
後で灯油タンクを見てみると18リットルの容量のうち、4分の1以上がなくなっていたので、こぼれた灯油は約5リットル位でしょうか。
家庭で灯油をストーブに移す際に少しこぼしただけでも、かなりの臭いになりますから、「5リットル」というと凄まじい量です。
ちなみに、3列目を収納し平らにした状態でこぼしてしまいました。
下のリンク先の一番上の画像の状態です。
後部収納についての記載記事
後ろにたくさんものを積んでいたいたので、他のものが支えがわりになるかと思ったのですが、カーブした時の遠心力で倒れてしまった様です。
今後は1列目と2列目の、シートとシートの間に挟む様に固定し、2度と後部収納に置いての運搬はしない様にしたいと思います。
こぼした後、応急処置として車にあったティッシュで吸わせるという対応を取りました。
すると、ティッシュは瞬く間に灯油を吸い込み、びしょびしょになります。
それを繰り返すうちに、もったいなくなってきたので、新聞紙を持ってきて新聞紙で吸わせる事としました。
すると、新聞紙もすぐにびしょびしょになります。
その感も少しずつ揮発が進んでいるとは思いますが、液状の灯油が残っているうちはいくら揮発させても、意味がありません。
また、灯油はガソリンなどと違ってすぐに揮発するタイプの油ではありません。
灯油缶にポンプを挿し、フタを開けておいても、灯油がなくなる事がない事からも、乾くのを待つというのは無理だという事が分かるかと思います。
新聞紙に吸わせる事を繰り返すうちに、徐々に吸い取られる灯油が減ってくるものの、いつまでも無くならないので、後部収納下の内張りを少し剥がし、下にも新聞紙を入れる事としました。
すると、そこにも大量の灯油がしみている事が分かりました。
灯油を吸わせる事を繰り返していますが、まだまだ出てきます。
そこで、内張りを部分的に剥がすという曖昧な対応は止めて、全部を剥がす事としました。
このタイミングで、
「小麦粉が灯油を吸う」
という話を聞いたので、賞味期限を切らしてしまった小麦粉をトランク部分に入れ、掃除機で吸う事としました。
その後の写真がこちら
touyu_201602_1.jpg
車用の掃除機で吸いましたが、小麦粉が完全には取れませんでした。
touyu_201602_2.jpg
今は灯油解決が最優先なので、いずれ強力な掃除機で綺麗にしようと思っています。
右側にこぼしたので、この部分に一番灯油が残っていました。
touyu_201602_3.jpg
ちなみに、液状の灯油をたくさん吸い込むと、その部分の小麦粉は色が黒っぽく変色しました。
剥がした内張りは通気性の良い場所で乾燥させる事に
touyu_201602_5.jpg
小麦粉が黒くなった部分に相当する箇所がかなり臭くなっていました。
touyu_201602_4.jpg
このフエルト部分が灯油をたっぷりと染み込ませていたのですね。
今回の手法で、内張りの灯油臭は数日でなくなりました。
しかし、車内にはまだ灯油臭が残っています。
考えてみると、灯油は収納した3列目シートと内壁の隙間を通って一番下まで到達したので、間にある3列目シートにも灯油が染み込んでいるのです。
ディーラーに聞くと、灯油を除去するという専門のサービスはないそうなのですが、シートクリーニングは2~3万円で対応するとのこと。
それをお願いしても良かったのですが、ここまできたら自分でやりたいと思い、揮発するのを待つ事としました。
臭いは相変わらずきついのものの、底にあった内張りの灯油量が一番多かったらしく、臭いは当初程の強烈さはありません。
そこで、ここからの対応はかなり地味です。
駐車時はほんの少し窓を開けておく
盗難等を考え、外から見えない位のあけ方にします
 → 地域の治安状況によってはやらない方が無難かもしれません
自宅で車にのっていない時、時折ドアを開けにいき換気する
車の中でわずかながら揮発し、充満した灯油臭を取り除く事で、更なる揮発を促進します
運転時、窓の開け閉めを調節し、後部への暖房をつけ、揮発を促進する
吸い込むと臭いで頭が痛くなってしまうので、運転席の窓は開け、他の席の窓も開け、空気を滞留する様にしつつ、後部座席の温度を上げ、灯油が乾きやすい様にします
長時間運転する際は、揮発促進よりも快適さを優先
長時間灯油が充満している車にいるのは不快なので、3列目シートを収納し、その上に新聞紙などを
置き、隙間も新聞誌で埋めた上で、ビニールシートをかぶせ、その上から毛布を敷き、灯油臭の遮断と空気の層を作ります。
この位やっても、気温が上がると少しずつ灯油がしてきますが、時折窓を開けて換気すれば気にならないレベルです。
車を乗るとき、降りる時は、5つのドアを全開にし、空気を入れ替える
灯油の臭いがたくさんするという事は、それだけ灯油が少しずつ気体になっている証拠です。
しかし、液体にするとほんの微量でしかないので、根気のいる作業です。
昼間駐車する際は、フロントガラスを太陽に向け、車内の温度が上がる様にする
室温が上がると、気化する灯油量が若干増えます。
ドアを開けた時の灯油臭さはハンパではありません。
今は、灯油をこぼしてから約13日目です。
(内張りを剥がす決断をしたのは7日目)
まだまだ臭いは取れていませんが、広範囲に灯油臭の発生源があった当初と比べ、改善はしているものの、まだまだ予断を許さない状況です。
自分の感触としては、5リットル中、4リットル位は除去出来たかなと。
(吸い取りで2リットル、内張りで1.5リットル、揮発が500ccと想定)
これから、気温も少しずつ上がってくるので、揮発量も増える事も期待しています。
今後も、解決までをレポートしていきたいと思います。
最後まで根気良く頑張っていきます!
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